寒くなってくると毎年、「そろそろスタッドレスタイヤに変えなきゃな~」と感じるものですよね。
でもタイヤは年々劣化していくものなので、ずいぶん前に買ったタイヤだとスタッドレスの意味をなさず逆に危ないこともあります。
ではスタッドレスタイヤの寿命やその年数、交換時期の見分け方はどのようにしたら良いのか、そんな気になる情報をまとめてみました!
[英語表記:studless tire(スタッドレスタイヤ)]
[英語表記:lifetime(寿命)]
スタッドレスタイヤとは?
スタッドレスタイヤとは、冬季の路面凍結時に安全に走行するためにつくられたタイヤのことです。名前の由来は「『スタッド=鋲(びょう)』が『レス=ない』タイヤ」とのこと。
夏タイヤと比較して「冬タイヤ」と呼ばれることもあります。
夏タイヤとスタッドレスタイヤの違いは「ゴムの質」です。
凍結した地面においてゴムが硬化しないように工夫を凝らし、柔軟に路面に吸着し接地面積を広くすることで滑りを抑えているんだとか。いろいろと細かい工夫が施されているんですね!
スタッドレスタイヤの寿命年数は?
毎年使うスタッドレスタイヤですが、いったいどのくらいの年数使えるものなのでしょうか。
その答えはというと、一般的に3~4年と言われています。
しかし保管時の状況により早く劣化してしまうので注意が必要です。
前述したように、スタッドレスタイヤには低温時にも柔軟性を維持し硬化しないような工夫が施されています。
それが直射日光に当たる、雨ざらしになるなどの状態に長期間おかれた場合、ゴムの硬化が早まってしまうのです。
□スタッドレスタイヤの保管方法
また長距離走行などでタイヤを酷使する場合にはゴムのすり減りが早まり、こちらも交換時期が早まります。
スタッドレスタイヤの寿命の見分け方(チェック方法)は?
では、スタッドレスタイヤが寿命かどうかはどのように見分けたら良いのでしょうか。
セルフチェックできる方法があるのでご紹介していきます。
タイヤのすり減りについては、「タイヤの溝が新品時の50%以下」になったら、交換の合図です。
これはタイヤについている「プラットフォーム」という部分を見ることで確認できます。
「プラットフォーム」とはタイヤの溝にあるでっぱりのことで、これがむき出しの状態になっていたら交換時期です。
しかし仮にこの状態であっても、夏タイヤとしては問題なく使えるようなのでちょっとお得感がありますね。
安全運転のために確認を!
スタッドレスタイヤに履き替えるのは雪国に住んでいる方にとっては当たり前かもしれませんが、都市部に住んでいると「まあ大丈夫だろう」と思いがち。
しかし、油断は禁物です。
スリップする要因は必ずしも雪ではなく凍結なので、都心でもよくあることです。
特に交通量の多い地域では少し滑るだけで事故になりかねません。
高をくくって痛い目を見る前に、しっかりと確認をしてから運転するようにしたいですね!
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