秋の風物詩と言えばお月見。十五夜はみなさん聞いたことがあるのではないでしょうか。
子どもの頃はお月見に限らず、「あっ!お月さま!!」なんてかわいらしいことも言っていたのに大人になると空を見上げる余裕もなくなりました。
今年こそは!!秋を感じたい!!
この機会にお月見について調べてみました。
お月見の由来
お月見とはお団子をお供えして、月を眺めながら食べる風習と言うのはわかるかと思います。
では、お月見の由来はなんでしょうか。
月に感謝する日
昔は電気がなかったので月明りはとても大切でした。特に農作業をする人にとって月はなくてはならないもの。
秋は農作物の収穫の季節なので夜遅くまで収穫していたそうです。そのため、月に感謝する日としてお月見があると言われています。
収穫に対する感謝と豊作の祈願
現代でもそうですが、日本人にとってお米は大切です。昔からお米の出来、不出来は重要で、無事に収穫が終わると感謝を捧げ、農作物の豊作を祈願したと言われています。
お月見はお供え物をして食べながら月を鑑賞するだけではなく深い意味があったんですね。
お月見はいつするの??
2016年はいつ??
お月見は秋に2回あるそうです。年に1回ではないんですね。
旧暦の8月15日に行われるのが「十五夜」や「中秋の名月」と呼ばれています。旧暦の9月13日に行われるのが「十三夜」と呼ばれています。
では、2016年はいつなのでしょう。2016年の「十五夜」は9月15日。「十三夜」は10月13日です。
ここで1つ注意すべきことが!!十五夜だけ鑑賞したり、十三夜だけ鑑賞することを片観月と言います。片観月は縁起が悪いと言われてるので、お月見をするなら「十五夜」も「十三夜」も忘れずに鑑賞しましょうね。
おすすめの月見名所
全国でもお月見するのに最適なスポットがあります。
- 九段坂(東京都)
- 伊賀上野城(三重県)
- 渡月橋(京都府)
- 姫路城(兵庫県)
せっかくですからお月見の名所で鑑賞すると素敵な思い出になるのではないでしょうか。
団子やすすきの意味は??
団子
元々のお供え物はこの時期に収穫された里芋だったそう。お団子をお供えするようになったのは江戸時代かららしいです。
なぜお団子になったのか。満月のお月さまに見立てて作られたようです。お米から作られた粉でお団子を作ったようですよ。
ちなみにお団子の数にも決まりがあり、「十五夜」は15個、「十三夜」は13個です。
□月見だんごの作り方【ビエボ】|料理・レシピ・クッキング
すすき
すすきを飾った理由は単純で稲穂に似ていたからだそうです。もちろん本物の稲穂を備えることもあるようですよ。
お団子もすすきも収穫に感謝するために供えたようです。ちなみに供え終わったすすきは軒先につるし魔除けとして使うと1年間病気しないと言われています。
お月さまに癒されよう!!
毎日が目まぐるしく過ぎていき、月をゆっくり鑑賞することも忘れてしまってる方も多いかと思います。
今年の秋こそせめてお団子だけでも用意して子どもと一緒にお月見をしてみたらどうでしょうか。
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