小学生くらいまでだと節分の日は給食に豆が出てきましたよね。
なので、節分を身近に感じることができましたが大人になった今、意識しないと節分なんて気が付いたら終わってます。
「鬼は外〜♪福は内〜♪」なんて幼稚園生の時に鬼のお面をかぶった先生に豆を思いっきり投げた記憶がまだあります。
小さい子どもを持つ親でしたら、こういう季節行事に敏感ではないでしょうか。
子どもに聞かれて答えられない!ってことが無いように節分について学びませんか?
今回は2017年の節分がいつなのか、節分の意味や由来、豆まきの作法や投げる方角について紹介したいと思います。
節分の由来・意味とは?
節分とは「季節を分ける」という意味があります。季節を分けるで節分!
面白いですよね。
みなさんが想像する節分は2月だと思うのですが、本来節分は「立春、立夏、立秋、立冬」の前日で1年間に4回あるのです。
では、なぜ2月の節分が今でも注目されているのでしょうか。昔の1年の始まりは「立春」なのをご存知ですか?
1年の中でも特に大切にされていた日でもあり、立春の前日は今の大晦日に当たるのです。
時代が進むにつれて「節分=立春の前日」となっていきました。
ちなみに2017年の節分は2月3日金曜日となっています。
豆まきをする意味・由来は?
節分に豆を撒くのは古くからずっと続いている行事です。
始まりは宇多天皇の時代で鬼が出てきて都を荒らすのを祈祷し、鬼を鬼の穴に閉じ込め豆で目潰しをしたそうです……書いてて鳥肌が立つほど恐ろしい。
そのおかげで災難から守られたそうで、それが今の「鬼は外〜福は内〜」ってニコニコ豆まきをする幸せな家族の絵になったんです(笑)
他にも、
- 豆には生命力と魔除けの効果がある。
- 「魔目(まめ)」や「魔滅」の語呂合わせで、鬼の目に豆をぶつけ鬼を滅する。
などの意味もあります。
豆まきをすることで邪気払いをし、1年間の無病息災を願ったそうです。
節分豆まきの作法は?
□W鬼!!!2016年節分の鬼退治!!豆まき 赤鬼 青鬼 対決!!! Setsubun! Throw beans at the Oni Demon!! himawari-CH
節分の豆まきはただ豆を投げればよいってことではありません。
しっかりと作法があるんですよ。
生の豆では無く煎った豆を使う
なぜ生の豆だとダメなのでしょうか。
生だと拾い忘れた際に芽が出てくるからです。
芽が出るのは縁起が悪いとされています。
災いの目が出るに繋がるからだそうです。
では、どういった豆を使うのでしょうか。
節分の豆まきに使われている豆は「大豆」です。
スーパーなどで今は売っていますよね。
「煎り豆」と書かれている豆を買いましょう。
もちろん、生の大豆を買って自分で煎り豆を作るのも楽しいですね。
豆まきは夜に
鬼がやってくるのは真夜中です。
なので家族で豆まきをする際は夜に行います。
鬼が侵入してくる玄関や窓などは全て開けましょう。
真冬なので防寒対策はしっかりしてくださいね。
豆をまく役
節分の豆まきってみんなが一斉に豆をまくのを想像しますよね?
実は豆をまく人がいるのです。
それは一家の長や年男、年女、厄年の人と言われています。
現在ではみんなで豆をまいて楽しむイベントとなっていますので家族みんなで豆まきしましょう。
豆まきをする方角
豆まきのイメージとして適当に豆を投げる感じがわたしはあるのですが、豆まきの作法としてまく方角があります。
方角としては鬼がやってくるのは北東。
なので北東から豆まきを行いましょう。
北東→南東→南西→北西の順で豆をまけば完璧です。
最後に豆を食べる
豆まきを終えると自分の歳よりも1つ多く豆を食べます。
煎った豆を食べることで厄除けになるそうです。
豆を食べることで鬼を退治したということになります。
鰯(いわし)や柊(ひいらぎ)はどう関係するの?
節分に柊鰯(ひいらぎいわし)を玄関に飾ることはご存知ですか?
わたしは全く知らなかったのですが、柊の枝に焼いた鰯の頭を刺した物を柊鰯と言います。
鰯の頭……玄関に飾られていたら怖いですよね。
生臭い鰯の頭と尖った柊のトゲにより魔除けとなるそうですよ。
そんな柊鰯は鬼は苦手だそうです。
役目を終えた柊鰯はどうしましょ。
……ゴミ箱へポイ?
せっかく魔除けとして活躍してくれた柊鰯を簡単に捨てられませんよね。
方法は様々で、
- 神社で焚き上げてもらう
- 玄関先に埋める
- 灰になるまで焼く
- 塩で清めてから半紙に包んで捨てる
地域によってまた違う方法があるかもしれませんので調べてみてくださいね。
日本の文化として
日本は昔から続く行事などを大切にしますよね。
節分もかなり古いのに家族で楽しむイベントとして残っています。
2017年の節分は是非家族で楽しみながら豆まきをして無病息災を願ってはどうでしょうか。
この文化が消えないよう、子どもたちに伝えていきたいです。
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