大阪府の北部に位置する箕面市(みのおし)は、大阪都市圏のベットタウンとして発展してきました。市内には、勝尾寺や春日神社、阿比太神社などたくさんの寺院や神社があり、市内有数の観光スポットとなっています。特に、大阪箕面の紅葉は、市内でも有数の紅葉の名所として知られています。
今回は、2016年の大阪箕面の紅葉の見頃と、名物「紅葉天ぷら」をご紹介したいと思います。
[英語表記:autumn leaves in Minoo(箕面の紅葉)]
箕面の紅葉の見頃は?
例年11月中旬に色づき始め、11月下旬から12月上旬に見頃を迎えます。
箕面の紅葉の見どころや楽しみ方
箕面公園
箕面公園は、明治の森箕面国定公園の一角に位置しており、1986年には「森林浴の森100選」に選ばれるなど、全国的にも有名な公園です。
中でも、箕面公園内にある「箕面大滝」の紅葉が非常に有名です。箕面大滝は、「日本の滝百選」に選定されている滝で、その落差は33メートルもあります。秋になると、滝を囲む木々が綺麗に紅葉し、その風景を楽しもうと全国から観光客が殺到します。
紅葉の季節になると、箕面公園では「もみじ祭り」が開催されます。観光ガイドの方の先導で、紅葉を眺めながらハイキングをしたり、箕輪の名物であるゆずを使ったお饅頭を堪能しながら紅葉を鑑賞するような様々なイベントが開催されます。美味しいお饅頭を食べながら目で秋を感じるのも素敵ですよね。
瀧安寺
650年に役行者が建立したのが始まりと言われている瀧安寺(りゅうあんじ)。本堂に祀られている弁財天は日本最古のものであると伝えられており、日本四弁財天の1つです。また、宝くじ発祥のお寺としても知られており、パワースポットとしても知られています。
瀧安寺本堂周辺には、たくさんのイロハモミジが植えられており、秋になると本堂周辺を綺麗な赤色に包みます。
紅葉が始まる頃、瀧安寺では瀧安寺採灯大護摩供という、世界平和を始め有縁者の諸願を祈願するお焚き上げが行われ、紅葉シーズンに突入する瀧安寺をますます盛り上げます。
名物、もみじの天ぷらとは?
もみじの天ぷらと聞いて、皆様はどのようなものを想像されるでしょうか?
箕輪名物、もみじの天ぷらは、関西の人なら知らない人はいないほど、関西地方では有名な箕面のお菓子です。
もみじの天ぷらとは、もみじの葉を揚げたお菓子です。ほんのりとした甘さが特徴で、かりんとうのようなお菓子です。
伝統的なお菓子であるもみじの天ぷらですが、実は出来上がるまでに1年以上かかるのです。収穫したもみじの葉は、1年以上にわたり塩漬けされます。その後、丁寧に水で塩抜きし、衣をつけて揚げ、完成です。
今年は、もみじの天ぷらを食べながら紅葉を鑑賞するという、例年とは違ったスタイルで楽しむのも面白いかもしれませんね。
アクセス・駐車場情報
箕面公園
電車で来場の場合、阪急箕面線「箕面駅」から約400m。または北大阪急行線「千里中央駅」から阪急バス乗車、「箕面」バス停下車、そこから約400m。
車で来場の場合、公園内に駐車場はなく、近隣の「箕面駅前第1駐車場」または「箕面駅前第2駐車場」を利用します。
瀧安寺
電車で来場の場合、阪急箕面線「箕面駅」から徒歩15分。
車で来場の場合、瀧安寺敷地内に駐車場はないため、近隣の「箕面第1駐車場」または「箕面駅前第2駐車場」を利用します。
伝統的な風景と紅葉
□箕面 紅葉 滝道あるき- 2014(一眼動画)
ここまで箕面地域での紅葉スポットを2か所、紹介してきました。「日本の滝百選」に選ばれている箕面の大滝、そして「日本四弁財天」に選ばれている瀧安寺といずれも歴史ある伝統的なスポットです。
2016年は、そんな歴史あるスポットでもみじの天ぷらを食べながら箕面の紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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