月見と言えば月見団子です。
満月を見るとお団子が欲しくなるのはなぜでしょうね?遠い昔からお月見では、団子が欠かせませんでした。
お月見に月見団子を供えるようになった由来や意味、月見団子の作り方・レシピ、関東と関西での違いについてまとめました。
お月見に月見団子を供える由来は?
お月見と、月見団子は切り離せません。満月の縮小版がお盆に並んでいる感じですね。
ちょうど、十五夜の過ぎた頃が穀物の収穫となります。穀物は、お米をはじめとして日本人にとってお金と同じ値打ちのあるものです。その穀物がたくさん収穫されることをお祈りし、お祀りしたことが由来とされています。
さかのぼること藤原氏の時代になりますが、宮中で旧暦8月の満月の夜に新穀を粉にして団子にして丸めお供えしたことが最初とされています。
最初は、宮中のお祝い事でしたが、いつのころからか一般庶民も穀物の収穫を感謝することを忘れないようにするために、中秋の名月を鑑賞しながら団子をお供えしお祝いするようになりました。
月見団子の数は?
団子の数は、十五夜の満月で15個とされます。が、その年の満月の数だけお供えしたりもします。通常は、年に12回の満月ですので12個の団子。閏年は13回の満月ですので13個の団子をお供えするのです。
月見団子の作り方の簡単レシピ
今ではスーパーで買ってくることもできますが、あえて手作りに挑戦。
とっても簡単ですので子供たちと一緒に作ってみましょう。
材料(団子約15個分)
ぬるま湯 150㏄
以上たったこれだけ。
作り方
- ボールに粉を入れます。そこに少しずつスプーンで混ぜながらぬるま湯を加えていきます。決して一気に入れてはいけません。ダマダマになってしまいますからね。
- 少しずつ混ぜながらぬるま湯を加えて耳たぶの硬さになるまで練ります。
- だんご粉を打ち粉として細長く30センチくらいの長さに伸ばします。均等に15個に切りわけます。
- 切ったものを丁寧に一個ずつ丸めます。
- 大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かせます。
- 丸めた団子をお湯の中に2個か3個ずつ入れます。
- 団子が浮いてきてから1分ほど待ちます。(3分から4分で浮いてきます。)
- ボールに氷水を準備して、ゆであがった団子を冷やします。
- パットに並べて表面が乾くまで待ちましょう。
私たちがいただくときには、みたらし団子。こしあんの団子にすると美味しくいただけますよ。
月見団子の並べ方は?
団子は、最下段に3x3個 中段に2x2個 最上段に2個 合計15個並べます。
お供えの時に気をつけなければならないのが、前から見て最上段が1個に見えるように置くことです。
月見団子の関西と関東での違い
月見団子も各地で違います。
すぐにイメージするのが丸い団子をピラミッドのように積み上げた月見団子ですが、これは関東風。
関西では、里芋のような形の細長い団子をお供えするところもあります。また、俵型にして積み上げるところもあります。
里芋の形を模した団子を雲に見立てたこしあん巻いた月見団子が主流です。
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また、地方により月見団子も個性的で、駿河地方では丸くせず平べったく形作り重ねるへそ餅と呼ばれる月見団子もありますよ。
月見団子をもっと調べてみてください。面白い月見団子があるかもしれません。
月見団子を供えてお月見を楽しもう
日本は、八百万の神々に感謝する行事が多くあります。お月見もその一つ。
中秋の名月を拝みながらお団子をお供えすることは、八百万の神々に感謝を伝えることになります。農作物の豊作は私たちの生活の基本です。
□お月見だんごをつくろう
https://youtu.be/iro2vshab0Y
感謝の気持ちを団子に練りこんでお供えできると良いと思いませんか?
お月様では、ウサギが喜んで跳ねていますよ。
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