□台風の目 2015
そろそろ台風の季節が近づいて来ました。大人になった今だからこそ台風ができると厄介だな…と思うのですが、子どもの頃は土砂降りに濡れて喜んでいた記憶があります。台風で学校が休校になった日には万歳でした。
そんな子どもが大好き(?)な台風ですが、気象情報の衛星動画で台風の目を見たことはあると思います。
台風の目とはいったいどんな意味があるか?そして、目の中はいったいどうなっているのか。そんな台風の目について調べてみましたので紹介したいと思います。
台風の目とは??
台風の目は簡単に説明するとぐるぐると雲が渦上になっている中心にできた穴のことです。ぽっかりとできた雲のない空洞です。台風によって台風の目があったり、なかったりと様々らしいですよ。
台風の目はどうしてできるの??
台風は熱帯、亜熱帯などの暖かい海でしか発生しません。太陽の熱エネルギーが台風発生の源となります。太陽の熱で海水の温度が上昇し、海面から多量の水蒸気の補給を受け大気の状態が不安定になります。強い上昇気流を伴う低気圧が生まれ、台風の元となる熱帯低気圧が発生するのです。この熱帯低気圧だけでは台風にはならず、どんどん熱帯低気圧が大きくなり風が吹き込まれ台風の渦へと育ちます。風の力が加わることで台風へと変わっていくのですね。
台風の中心に風が吹き始めると遠心力が発生します。遠心力がかかってくると中心部には風が入り込めなくなり雲が台風の中心から離れていきます。そうするとぽっかりと空洞ができ台風の目ができるのです。
台風の目の中はどうなっている??
台風の目の中に入った時の経験をしたことはありますか??今まで暴風雨だったのがピタリとやみ今までの大荒れが嘘のように晴れて静まりかえります。台風の目を通過したした後は今までとは風向きが正反対となります。
台風の目の周辺は最も雨風が激しくなりますので注意が必要です。台風の目に入って晴れたからと言って外に出ると大変危険ですよ。
台風の豆知識
台風が上陸する地域で1番多いのはどこだと思いますか。多分頭に浮かぶのは沖縄ではないでしょうか。調べてびっくり!沖縄では今までに1度も台風が上陸したことにはなっていないんですよ。「上陸」という言葉を使うのには条件があるそうなんです。本土の海岸線にまで台風が到達した場合に使う言葉だそうです。
ちなみに台風の上陸数ランキングで1位鹿児島、2位高知県、3位和歌山県となっていますので周辺地域のみなさんは台風の発生時期には早め早めに対策することをおすすめしますよ。上陸数が多い地域の方は台風の目を経験するチャンスがあるかもしれませんね。
コメント