今ニュースで持ちきりとなっているアメリカ大統領選挙。日本とアメリカは親密な関係にありますので次誰がなるのかと言うところでかなり気になる情報かと思います。
そもそもアメリカ大統領の任期や仕組みなどご存じですか?2016年の選挙の日程も合わせて紹介していきたいと思います。
アメリカ大統領の任期は?
現在のアメリカ大統領の任期は1期4年となっており、延ばせても2期8年までとなっています。第2次世界大戦以前は決まりがなく何度も再選することができたのですが、フランクリン・ローズヴェルト大統領が4期務めたことにより細かく決まりとして2期8年までとなったそうです。
アメリカ大統領になるための資格は
- 35歳以上であること
- アメリカ合衆国内における在留期間が14年以上であること
- 出生によるアメリカ合衆国市民権保持者であること
以上、3つの条件を満たさなければいけません。
アメリカ大統領選挙の仕組みは?
今回のアメリカ大統領選挙のニュースを見ていて感じている方も多いと思いますが、何度も何度も選挙しているように思いませんか?アメリカ大統領選挙の仕組みは日本とかなり異なります。
アメリカ大統領選挙は約1年間かけて行われます。大きく分けて2つの選挙を行うのですが、1つが「各党の予備選挙」、もう1つが「本選挙」となります。
予備選挙
アメリカ大統領になるためには二大政党である民主党や共和党から候補者に指名されて党の代表にならなければいけません。その党の代表になるための選挙が予備選挙となります。
予備選挙の仕組みは有権者が直接候補者を選ぶのではなく、各党の代議員の投票によって決まります。これを間接選挙方式と呼びます。この代議員の票を多く得た候補者が党の代表となれるのです。
本選挙
本選挙も間接選挙方式をとっており、この候補に投票しますと決めている選挙人団に投票して選挙人が決まります。州の人口に応じて人数が決まり総定数は538人となります。その過半数である270人以上獲得した人が当選という形になるそうです。
ここでちょっと不思議なのですが絶対的な得票数だけで決まるのではありません。1票でも多く票を取った候補者が、その州の選挙人の票を全て独占できる「勝者独占方式」を採用しています。
例えば、全部の票数が100票だとして民主党候補が60票、共和党候補が40票獲得したとします。普通なら60票:40票で持っていけると思いますが、この勝者独占方式は60票を獲得した民主党候補が100票全て総取りできちゃうというやり方なのです。
得票数では勝っていてもこの勝者独占方式を採用することによって勝利が決まるので1票が本当に大切となってきます。
2016年のアメリカ大統領選挙はいつ?日程は?
□1分で分かるアメリカ大統領選挙~ハウス・オブ・カード野望の階段~
2016年11月8日に有権者による選挙人の投票が行われます。即日開票です。
12月19日に選挙人による投票が行われ、2017年1月5日に大統領及び副大統領が発表されます。
1月20日に大統領就任式が行われます。
大統領選挙に注目してみよう
いかがでしたか?日本とは違いかなり長いスパンで選挙が行われることがわかります。今回学んだことを頭に入れながらアメリカ大統領選挙を見守っていけたらと思います。
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