もう、2017年! 年末に鏡餅を飾ったはいいけど、忘れがちになってしまう鏡開き。するなら、正しいやり方でしたいですよね。
今回は鏡開きをいつしたらいいか、鏡開きの意味、やり方と掛け声を紹介しますね。
[英語表記:cutting the New Year’s rice cake(鏡開き)]
鏡開きの意味・由来とは?
鏡開きの意味と由来について説明します。
鏡開きの意味
お正月は、新しい年に実りと幸せをもってきてくれる「年神さま」をお迎えする行事です。
鏡餅には年神さまの魂が宿るといわれています。鏡餅は、年神さまへのお供え物なので、年神さまがおられるという「松の内」があけるまでは飾っておきます。
松の内があけると、鏡開きをして食べるのですが、鏡餅には年神さまの魂が宿っているとされるので、食べる事で力を分けてもらうことができると言われているのです。
つまり、鏡餅は供えた後に食べてこそ意味があるのです。
鏡開きの由来
鏡開きは元々武家から始まったもので、刃物を使って餅を切ることは切腹をイメージさせるため、刃物は使われませんでした。
そこで、木槌で割ることになったのですが、「割る」という表現も縁起が悪いので、「開く」を使って「鏡開き」となったのです。
2017年の鏡開きはいつ?
鏡開きの日は、毎年同じです。一般的には松の内(1月7日)が終わった後の1月11日(水)に行われます。
関西では、1月15日(日)または20日(金)に行われるところもあったり、京都では1月4日(水)に行われるところもあります。
なんで、地域によって鏡開きの日にち違うの? と思いますよね。
実は昔の鏡開きは、旧暦1月20日だったんです。しかし、徳川幕府3代目将軍の徳川家光が1651年4月20日に亡くなってしまいました。
すると、鏡開きの日だった1月20日は月命日にあたってしまうことから、松の内自体を早めて1月7日にし、鏡開きを1月11日にしました。
これは主に関東だけで行われ、関西までは広がらなかったため、このように地域によって違いがでたのです。
鏡開きのやり方・掛け声は?
宿っていた神様に感謝しながら、鏡餅を下げ、木槌などで割ります。
刃物は縁起が悪いとされているので、お餅を包丁などで切らないように気をつけましょう。
鏡餅には年神さまの魂が宿っているので、それに刃物を使ってしまうと、その生命を奪ってしまうということになります。
なので手や木槌などを使って叩いたり割って下さいね。それからお雑煮やお汁粉にしていただきましょう!
掛け声は?
「鏡開き」で掛け声をかけるのは、結婚式などで酒樽の蓋を割って開けるときです。
こちらも「鏡開き」と言われます。せっかくですので、掛け声を紹介しておきましょう。
「せーの」の後に「よいしょー」と全員で大声を出します。声が大きい方が良いとされるので、大きい声を出しましょう!
企業などの式典では、「よいしょー、よいしょー、よいしょー」と3回言うこともあります。
鏡開きをして、食べる様子を動画にされています。お餅がすごく美味しそうです。
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食べて1年幸せになりましょう
子供の頃はなぜか、お餅が好きではありませんでした。お正月にお雑煮を残して、怒られたりしていました。
しかし、大人になると不思議なもので大好物になりました。毎年、祖母から送られてくるお餅が楽しみでしょうがないです。年神さまの話を、小さい頃に聞いていたら残さず食べていたのかな? と思ったりします。
もし、お餅嫌いのお子さんがいられたら、お話してみてはどうでしょうか。年神さまからの力を頂いて、1年元気に過ごしたいですね!
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