今や国民的な行事の1つとなったハロウィン。その経済効果は1200億円を超え、毎年上昇しているそうです。
何気なく楽しんできたハロウィンですが、その起源や由来、なぜ仮装なのかわかりますか??ハロウィンをもっと楽しむために詳しく紹介したいと思います。
ハロウィンの由来と起源は?
もともとは古代ケルト人のお祭りで、ケルト人の1年の終わりが10月31日なのだそうです。10月31日が大晦日ってことになります。これからの冬に備えて秋の収穫を祝う収穫祭が行われていましたが、この夜には、悪霊が来ると言われており、悪魔祓いの儀式がハロウィンの起源となります。
カトリック教会の11月1日の祝日「諸聖人の日(万聖節)」の前夜、10月31日がハロウィンです。ハロウィン(Halloween)の語源は、「諸聖人の日の前夜」(All Hallow’s Even)の短縮語です。
少し複雑ですが日本の「お盆」と同じ考えだと思うとわかりやすいかもしれません。
仮装する意味は??
ハロウィンと言えばなんと言っても仮装ですよね!!なぜ仮装をするようになったのでしょうか。
上でも述べましたが10月31日に悪霊がやってくると言われていました。その悪霊は人間から魂を奪うと言われており、「同じ仲間ですよ」と人間であることを隠すために仮装をしたそうです。
他にも仮装は魔除けの意味もあったそうです。
トリックオアトリートの意味は??
ハロウィンでよく耳にする言葉をご存じですか??「トリックオアトリート」ですね。意味は「お菓子をくれないといたずらするぞ!」です。仮装をした子どもたちが各家庭を練り歩きお菓子をもらって回ります。日本では仮装をメインとし、お菓子をもらう文化は広がっていないと思われます。
アメリカでもルールとしてお菓子をあげたい家庭は玄関の明かりをつけておくそうですよ。ハロウィンだからと言って隣り近所に「トリックオアトリート」とお菓子をもらいに行くのは控えた方がいいかもしれません。前もってお友達家族と約束するとまた1つ楽しみが増えますね。
ちなみに「トリックオアトリート」と言われた場合の返し文句は「ハッピーハロウィン!」や「トリート!」ですよ。
なぜかぼちゃを飾るの??
ハロウィンでよく目にするかぼちゃがありますよね。「ジャック オウ ランタン」って言葉を聞いたことがある方もいるかと思います。
昔乱暴者のジャックという名の男がいて悪霊に魂を持っていかれそうになったそう。その男は言葉巧みに悪霊を騙し魂を持っていかれるのをまぬがれたそうです。ジャックが年老いて死んだときに悪いことばかりしていたジャックは天国には行けず、地獄へ向かったのですが、魂を持っていかれないように悪霊を騙した過去があるため、悪霊からも魂を取ってもらえなかったのです。そのため、地獄の火を近くにあったかぶをくりぬいて作ったランタンに灯し彷徨っているそうです。
アメリカではかぶはポピュラ-ではなくかぼちゃに変わったそうで、今ではかぼちゃを飾ることで魔除けになると言われています。
家族で学び楽しもう
□これがアメリカ街中のハロウィン
子どもたちとハロウィンの歴史について学びながら楽しむと今までと違った視点でハロウィンを感じることができるのではないでしょうか。
年々ハロウィンの規模は大きくなってきているので今年もどういった仮装をする人がいるのか見るだけでも楽しいですよね。
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